ある百貨店でのエピソード

2011.07.06

ある百貨店でのエピソードです。ショップの販売スタッフと10年以上のお付き合いのお客様がふっくらされてきて、そのブランドにあるいちばん大きなサイズでも厳しくなってしまいました。お客様が、「このスカートを試着してみたいのだけど」とおっしゃると、その販売スタッフは、「無理無理!」と言ったそうです。お客様は、その場では笑って帰られましたが、実はひどくご立腹でした。あとで百貨店のお客様相談室に、「長年、嫌な思いをし続けてきた」と不満を訴えられたのです。販売スタッフにしてみれば、友だち感覚でアドバイスしたつもりかもしれませんが、軽率だと言わざるを得ません。対人関係において、距離のとり方というのは本当にむずかしいと思います。多少仲良くなったからといって、お互いのプライベートな部分にまで遠慮なく踏み込むような付き合いはどうかと思いますし、でも逆に一歩引いていると、「どうして心を許してくれないの?」と不満に思われてしまうこともあります。お客様との距離のとり方も同様です。なかには体に触れられるのをとても嫌がる方もいらっしゃいますし、こちらが距離を縮めると、そのぶん離れようとする方もいらっしゃいます。特に信頼関係が確立していないうちは、ある一定の距離をとろうとされるお客様が多いようです。