ふたりの中年男性が交替で運転を担当するようだった。バスが発車し、大阪市内の高速道路を走りながら、そのうちのひとりがマイクを手に、さまざまな注意事項を伝えはじめた。それを聞くうちになんだか気分が落ち込んできてしまう。「トイレがないので二、三時間おきに停車します。隣で寝ている人を起こさないようにできるだけ注意してバスを降りてください。会話は禁止です。寝ている人の迷惑になりますから。携帯電話で話すのもやめてください。
[参考]
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足柄上郡大井町のホテル - じゃらんnet
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ホテル阪神 - じゃらんnet
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最近よく苦情が寄せられるのはメールです。明るく光ってしまう画面が眠ろうとする大の迷惑になります。メールをするときは、こう、タオルかなにかで携帯電話を覆うようにしてください」乗客たちはその車内のマイクを通じて延々と伝えられる注意を黙って聞いていた。そこに流れる空気は、いたたまれないほどささくれだっていた。おそらく東京と大阪の間を走る夜行の格安バスも同様で、そこにはさらに補助椅子というもっと安い席まで出現している。そこにもこのバスと同じ澱んだ空気が支配しているのに違いなかった。