マンションの壁の総面積

2011.10.27

マンションの壁の総面積はこれに高さを掛ければ出てくるのだから、周囲の長さがいちばん短い正方形が安上がりということになる。つまり、それだけコンクリートの量が少なくなり、職人の数と口数も最小限になるというわけである。これを個々の部屋の形で考えてみると、間口が五メートル四〇か、あるいは六メートル三〇がいちばんすっきりいく。通常は壁厚を考えて六メートル四〇のほうがすっきりおさまるようである。つまり、柱のスパンも六メートル四〇となってこれがいちばん経済的なのだ。もしも間口が八メートルや九メートルになると梁もそれだけ大きくなって費用もかさむ。もちろん地震に対しても弱い。だいたい六メートル前後のピッチで柱があるのがもっとも経済的なのだ。こうした単純な立方体が経済的であると同時に、意外に地震に強いということはあまり知られていない。