日本の医療費に占めるクスリの割合は三一%ですが、日本の診察料の合計は10%にも満たないのです。これでは医療はよくなりません。このように日本の薬価が極端に高いことから、すべての製薬会社が好景気になっています。九五年の売上高は、武田製薬が五七四三億円でトップです。次いで三共、山之内と続いています。薬品別ではメバロチンが第一位で一年間に二四二億円を売り上げています。抗ガン剤であるクレスチンは、本当はガンに効果がないことがわかり承認を取り消されましたが、このクレスチンはすでに一兆円を稼いだとされています。
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今は不景気ですから、多くの会社は二〜三%の営業利益がやっとです。プロパー(MR)はいわゆる日本に特有な製薬会社の営業マンですが、現在約五万人で人件費だけで約一〇〇〇億円、経費として総額一兆円を使うとされています。逆に言えば、このような経費がクスリの値段に上乗せされ、日本の医療費を押し上げていると言えます。