古今東西の教育思想に精通し、かつ文部省の高官であるとともに学校現場の教師も体験しているが、約80年前に「各児童の持って生まれた天分を伸ばし、発育させたいのである。伸びる子どもは伸びるだけ、遅い子どもはその歩みにつれて進んで行かせる…本当の教育は人間の本性と申しましょうか、児童の天分、さらに難しく申しますれば各自の持って生まれた特性才能を啓発して行く所にあろうと存じます」(『本当の教育』)と言っているが、その重要性は、今日でも全く変わっていない。我が国では、教育における平等を重視するあまり、教育のシステムそのものを画一化し、「全国いっせいかつ平等に」という発想が多く用いられてきた。しかし、そのような発想は、21世紀の今日では、社会の変化にも、時代の流れにも、児童・生徒の心身の発達にも、対応できなくなるであろう。したがって、21世紀の教育は、やはり児童・生徒一人ひとりの個性を大切にして、その能力・適性に応じた教育を実践すべきであろう。そのためには、教育内容・方法、教育制度などの教育システム全体の見直しも大事であるが、児童・生徒に日頃直接係わっている学校教師の役割は、何よりも重要である。
(オススメ)
家庭教師派遣会社の基礎
うまく使いたい!家庭教師活用法
家庭教師派遣会社の立ち位置