設計料は設計者の能力と設計図書の量の積で表される。したがって、もっとも安く仕上がるのは、時給八〇〇円の学生アルバイトやパートのおばさんに建築キャドを操作させ、一枚当たり平均五時間かけて作成させる。一枚当たりのコストは四〇〇〇円となる。確認申請で必要最低限の五枚の図面が書かれるなら、設計料は一一万円の実費でできる。一方、優秀な建築士に設計を依頼をし、一枚の図面の作成に建築主と何回も打ち合わせをし、依頼を受けた建築士本人が自ら思案をし、実験研究をして設計図書の作成に当たったのなら、一枚当たり10万円を超えるコストになる。
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比較的簡易な設計図書を含めても、一枚当たり平均五万円以上はかかる。そして、詳細な設計図書を四〇枚前後作成すれば、設計料は二〇〇万円以上になる。また、別の角度から大雑把にいうと、たとえば、リストアップをした二〇人の中で一番優秀な建築士なら設計料は三〇パーセントを支払う価値はある。しかし10番目以降では、ほとんど無資格者に近い。上下の幅が非常にある。だから、建築士は選ばなければならない。さて、建築士が提示した設計料に対し、値引き要求をする建築主がいる。もしくは最初から支払い可能な予算として、安い設計料を要求してくる建築主もいる。