ジョルジオアルマーニの大成功、それはもちろん、デザインによるところが大でしょう。シンプルかつマニッシュなデザインながら、気品漂うフェミニンな雰囲気をたたえている。フリルギャザーを使った甘さではなく、知的な女らしさが感じられる服、それこそがアルマーニブランドの魅力だと思います。イタリアの友人にアルマーニの服を持っている人はごく僅かながら、日本では別。アルマーニの大ファンで、服も購入ずみの友人がかなりいます。彼女たちに言わせると、着心地バツグン、すっきりスマートにみえる、とか。身につけるほどに良さが分かるのだそうです。今やよく知られていることでしょうが、デザインと共に高く評価されているのがアルマーニの素材の良さ、斬新さ。カチッとした印象の強いジャケットを、思いきりソフトな布地で仕立てたり、繊細な織り地を使用してシンプルなデザインを引き立たせる。他のデザイナー以上に素材選びを重視している気がします。そもそも、染色や紡績技術が早くから発達していたイタリア。古くはローマ帝国時代に始まり、中世のルネッサンス期を経て、現在の織物産業へと連綿と続いています。アルマーニならずとも、服作りの基礎は素材から。これがイタリアンーモードの真髄と言えるでしょう。