有力モールは同じ業種・商材の店が多数競合するので、出店後の勝ち残り競争は熾烈です。モールを訪れるお客さんの多くは商品内容と価格を重視する傾向がありますから、商品力(価格・品質・品揃え)が弱いと苦戦します。特にブランド商品などの専門品では、価格だけで勝敗が決まってしまうこともあります。出店=繁盛店の仲間入りという安易な考え方は禁物です。【モール出店のショップ】入場料(月額数万円など)を払う代わりに魚は釣れやすい。ただしモール外の魚には手が届かない。【独自ショップ】海釣り好きな場所に竿を出せる。腕前やポイントを読む目があれば大物を釣り上げることも可能です。また、最近では、モールへの出店パターンは2つに分かれるといわれます。一つは新規開店ショップや開店から日の浅い後発組のショップによる出店、もう一つは、すでに成功しているネットショップがモールの集客力を期待して「2号店」として出店するケースです。前者は新たな顧客開拓の大変さもあって、既に評価の定まっているモールの集客力を利用しようという考え方です。後者は、「本店とはラインナップを変えた商品構成、価格設定で、顧客も別の層を狙う」という考え方が多いようです。2号店(支店)のなかには、本店のネットショップよりいくらか安目の商品で「薄利多売」が狙える商品を前面に出すケースもあります。というのも、本店と同じ商品を同じ価格で販売するとモール内の価格競争に勝てず、かといって無理な割引をすると利益率も下がってしまうからです。また本店と同じ商品をモール内の支店で割引販売する例もないわけではありませんが、お客さんの間に不公平感が出る恐れがあります。2号店の出店を計画する場合は、取りそろえる商品およびプライシングの戦略が必要になります。